2025年– date –
-
深層の地図
番外編 僕という存在は、ただ“条件が揃って起きた現象”にすぎない
お寺の家系に生まれたという最初の“ズレ” ただ“信じられない”という事実だけがあった 僕はお寺の家系に生まれた。 周りの大人は、祈りも儀式も当たり前のように信じていた。 祈ることは正しいことで、 儀式は意味のあることで、 そこにある言葉や決まりは“... -
深層の地図
終章 深層の地図──すべての要素が一つに重なる
すべては“苦の構造”から始まっていた 身体・主観・因果の三層が世界の揺れをつくる 僕たちが「世界で起きている」と思っていることの多くは、 実際には 内側の三層(身体・主観・因果)が揺れた結果 にすぎない。 身体の反射が揺れる 主観の物語が揺れる ... -
深層の地図
第6章 仏教は2500年間“苦”を扱ってきた
仏教は“苦の扱い方”で三つに分かれていった 仏教は宗教ではなく“苦の構造”へのアプローチだった 仏教は、もともと「信じる宗教」ではなかった。 世界の成り立ちを語る思想でもなく、 救いを外側に求める信仰でもない。 釈迦が行っていたのは、 人が苦しむ... -
深層の地図
第5章 ズレの構造──人は“別の層”を生きている
人は“別の層”を生きている 身体・主観・因果のどこに反応が立つかが違う 同じ出来事に触れても、 人がまず反応する“層”はそれぞれ違う。 ある人は身体が緊張し、 ある人は意味づけが動き、 ある人は因果関係を探し始める。 どこに反応が立つかは、 性格で... -
深層の地図
第3章 三つの回避OS(行為・物語・構造)
人は“苦を避ける方向”で動いている 行動の“裏側”には必ず避けたい感覚がある 人は何かを感じとったとき、 「どう処理するか」を意識で選んでいるように見える。 けれど実際には、 苦が生まれた瞬間に、回避OSは反射的に立ち上がる。 緊張、違和感、不安、... -
深層の地図
第4章 人は“見える高さ”が違う(認知レイヤーの構造)
人は“同じ出来事”を見ていない 同じ現象でも、受け取る情報量が違う 同じ出来事を前にしても、 人は同じものを受け取っているわけではない。 ある人は身体の反応だけを強く感じ取り、 別の人は言葉の意味ばかりに注意が向き、 また別の人は状況全体の因果... -
深層の地図
第2章 苦の三層構造(身体・主観・因果)
苦は一つではなく“三つの層”で起きている 苦は単なる感情ではない 苦しいとき、 僕らはそれを「気分」や「感情」としてまとめてしまう。 不安、イライラ、落ち込み、焦り。 でも本当は、 苦しさはひとつの“感情の塊”ではなく、 もっと細かい動きが同時に起... -
深層の地図
第1章 苦のOS──生きづらさの正体
苦は“悪いもの”ではなく、世界を動かす原理 苦があるから、人は動く 人は幸せのために動いているように見えるけれど、 その奥ではもっとシンプルな力が働いている。 「これ以上ここにいたくない」 「このままはつらい」 「放っておいたら不安が大きくなる... -
深層の地図
序章 世界はなぜこんなにも“扱いづらい”のか
日常の“扱いづらさ”には理由がある 言葉にできない違和感が積もっていく ときどき胸の奥に、理由のわからないざわつきが残る。 言葉にしようとすると、指先からするりと抜け落ちていく。 「大したことじゃない」と片づけたつもりでも、 その小さな違和感は...
1
