虚無に触れた頃 | 僕の軌跡⑦

体が壊れてから、虚無に落ちるのに時間はかからなかった。

何もわからなかった。

自分がなんで辛いのかも、

何が辛いのかもわからない。

世界の意味とか、

生きるとか死ぬとか、

そんなことを考える以前に、

ただ辛いという事実だけがあった。

何かをしたい、したくない。

できる、できない。

そんな話ではなかった。

そもそも、

何かをするという感覚を忘れているようだった。

ただ、辛い。

ただ、苦しい。

ただ、不安で孤独。

ただ、考えがまとまらない。

それだけだった。

今までレンズを通して見ていた世界が、

突然ぼやけたようだった。

輪郭のない世界が、

そのまま僕を押しつぶしているようだった。

その状態が、半年くらい続いた。

長かったのか、短かったのか、

今でもよくわからない。

ただ、その半年は、

確かに僕の人生に存在していた。

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